9/12 医療法人健育会にて勉強会の講師を勤めさせて頂きました。
参加者は介護施設を担当する理学療法士や介護職の方々を中心に10数名でした。
法人グループ内の介護施設にお勤めの方々が多かったので、「高齢者における睡眠改善」のお話を交えながら講演をさせて頂きました。
介護施設をご利用の方々は睡眠リズムが一定ではなく、良い睡眠の質を保てていない方がいらっしゃいます。その原因は様々ですが、主な原因と改善策をお伝えさせて頂きました。
また参加者の中に、長い間「夜中に目覚めて眠れない」と悩んでいる方がいらっしゃいました。睡眠時間もかなり短く深刻なようでした。
その方は、講演でお伝えした、「睡眠のリズムと質」を改善する3つの鍵となる「光」、「運動」、「温度」の適切な使い方を、早速その日から実践されたようです。というのは、翌日、主催者を通じて、わざわざその方から私にこのような連絡がありました。
ずっと眠れなかったのに、昨日は「ぐっすりと7時間半眠れた!」
その報告を聞いて、私も本当に嬉しく、この仕事をしていてよかったと心から思える瞬間でした。
何気ない行動や習慣が「眠り」を妨げていることは多く、そのちょっとした行動を変えることで「眠りが変わる」、大げさかもしれませんが「人生が変わる」方もいるのです。
実は今回の方は講演後、私に、「この講演で人生変わるかも」と仰っていました。私もまさかこんなに早く劇的にその方に変化が訪れるとは思っておりませんでしたが、改めて「睡眠医学の正しい情報を知る」、そして「実践する」ことの大切さを感じました。
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